2010年05月15日

BLSインストラクターコースの受講準備

めっつぇんばーむです。


8月のハワイでのインストラクターコースの公募も始まって、受講を検討しているという方へのアドバイスとしていくつか書いてみたいと思います。

今回は私の得意分野のBLSインストラクターについて。

まず、基礎要件の確認です。

BLSインストラクターコース受講に必要とAHAが定めているのは、

・有効期限内のヘルスケアプロバイダー資格
・コアインストラクターコース修了
・有効期限内のハートセイバーファーストエイド資格(Healthcare Professional以外の人に必須)

の3つです。

最後のハートセイバー・ファーストエイドに関する条件は、2008年に発表になった新しいBLS & Heatsaver Faculty Guideで明示されるようになった新条件です。

Healthcare Professionalであれば、必要ないとも読み取れる書き方になっていますが、それはアメリカ国内の話。アメリカの医療従事者であれば、アメリカのOSHA基準のファーストエイドは知っているのが当たり前だから省略される、という話です。

日本では医師免許を持っていても、エピペンの使い方を知っている人は少ないですし、そもそもOSHA基準がなんたるかを知っている人はいません。

ですから、アメリカ合衆国の医療者免許を持っていない日本人受講者は、AHAハートセイバー・ファーストエイドは全員必須です。

コアインストラクターコースは、今は日本でもAHA代理店を通してテキスト&CD-ROMを入手できますから、それらを手に入れて独習で修了すればOKです。もちろんITCが開催しているクラスルームスタイルの講習を受講しても可。

ヘルスケアプロバイダー資格は、AMR-TCのインストラクターになる以上、AMRコースを受けて欲しいところですが、まあ、ビデオベースのAHAコースは公認コースである以上、世界中どこでも質は担保されているはずなので、ITCでの取得でも許容される、、はず。

詳しくはAMR-JAPANウェブのメール送信フォームからハワイ担当者に直接、ご相談ください。


以上は、AHAのコース運営マニュアルのPAM等で規定されているグランドルールです。


それに加えてAMR-TCでは、ハートセイバーAEDもしくはハートセイバーCPRの受講を義務づけています。

これはコンセプトも教材設計も全然違っている市民向けのハートセイバーコースを知らない人にはBLSインストラクターになる資格がないというAMR-TCの独自基準です。

確かにごもっとも。医療者向けヘルスケアプロバイダーコースしか知らないというのでは、AHA BLSコースのほんの一部しか知らないという点で半人前以下です。

よく勘違いされていますが、ハートセイバーAEDコースは、ヘルスケアプロバイダーコースの下位コースではありません。まったく別物です。


それを理解せずにAHA BLSコースを指導するのは、正しいAHAのマインドを日本に伝えるというUSインストラクターの使命としては失格です。(だからこそ2008年に改訂されたBLSインストトラクターコースDVDでは、ハートセイバーCPRのスキルチェック練習や、ファーストエイドonlineコースのための実技評価の連取が盛り込まれているわけです)

実はハートセイバーコースはたくさんありますが、CPRに関しては基本的にすべて同じ造りになっています。ですから要件的にはより短時間で済むHeartsaver CPRで充分なのですが、ハートセイバーCPRは日本語教材がありませんので、最近はハートセイバーAEDを受ける方が多いです。


一応これらがAMR-TCのBLSインストラクターコースを受けるための条件です。

数年前にHeartsaver Bloodborne Pathogens(血液媒介病原体)コースが新設されて、AMR-TC BLS Instructor条件として、HS-BBPの受講が追加されるという噂もありましたが、今のところは大丈夫なようです。(もちろん受けるに越したことはありませんが)


以上のように、8月の受講を目指す人は、まずはハートセイバーAEDとハートセイバーファーストエイドを受講するプランを立てましょう。

どちらのコースも日本ではあまり開催されていないのでちょっとタイヘンかもしれません。

AMR-TC主催が理想的ですが、なかなかそういう訳にもいかないので、ITCカードでも許容されています。


現時点で、8月末までに開催されるコースは下記の通りです。

● Heartsaver First Aid
  5月16日(日)東京
  5月26日(水)横浜(JSISH-ITC)
  5月27日(木)横浜(JSISH-ITC)
  6月1日(火)東京
  6月6日(日)東京(JSISH-ITC)
  6月6日(日)横浜

● Heartsaver AED
  7月18日(日)横浜(JSISH-ITC)

ハートセイバーAEDは、他のITCでもたまにやっていますが、ファーストエイドは AMR-TC か JSISH-ITC(元JRC-ITC)しか開催してませんので、計画的に早め早めの準備をおすすめします。


あと、最後に、言うまでもありませんが、ハワイで開催されるインストラクターコースの講師(Faculty)はアメリカ人で、英語で開催されます。

日本人のFacultyが臨席すれば、ある程度の通訳ができる場合もありますが、保証の限りではありません。

英語に自信がない場合は、日本で十分な情報収集をしてから望むことをおすすめします。(具体的にはAMR-JAPANのコースにアシスタント参加して先輩インストラクターから話を聞いておくとか)
posted by AMR-JAPAN at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

ハワイ8月コース募集開始

遅くなりましたが、8月のハワイでの集中コースの募集を開始しました。(AMR-JAPANホームページよりどうぞ

今回は、AHAのインストラクターコースのほぼすべてが網羅されています。

BLSインストラクター、ACLSインストラクター、PALSインストラクター、PEARSインストラクター

残念ながらBLSとPALSは日程がかぶっているので、この二つの同時取得は無理ですが、需要が多いBLSとACLSは可能です。

以前は、全部ハワイでモニター試験だったので、同時取得は準備がタイヘンで寝る間もないくらいでしたが、今は日本でモニターが許可されるようになったのでだいぶラクになってきたんじゃないかと思います。


前回、ハワイ大学のキャンパス閉鎖で中止になったFCCSもしっかりやるようです。ただしこちらは病院ER見学などを含んだ医療研修ツアーに組み込まれていて、空き枠に限りがあるという点で早い者勝ち。


皆さま、どうぞ夏休みに向けてご検討ください。


なお、申し込みフォームには、新規かリニューアルかを示す項目を付けませんでした。

すでにACLSやPALS、BLSインストラクター資格をお持ちで、その更新のために申し込まれる方は、コメント欄に「更新です」と一言付記いただけますと助かります。
posted by AMR-JAPAN at 10:39| Comment(2) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする